8月22日7時56分配信 産経新聞
インフルエンザの感染者が増加し、正式に流行入りしたことが21日、国立感染症研究所(感染研)の調べで分かった。全国約5千カ所の定点医療機関からの報告数が、10日から16日までの1週間で1施設当たり1・69人となり、流行入りの目安である1人を上回った。この週で全国約11万人が感染したと推計される。厚生労働省も21日、「流行シーズンに入った。はやっているのは新型」と発表。手洗い・うがいなどの感染予防の徹底を呼びかけた。
調査が始まった1980年代以降、夏に流行入りしたのは初めて。
感染研によると、定点医療機関から16日までの1週間に報告された患者は7750人。7月に入ってから、6週連続で増加している。
都道府県別では、沖縄県(29・60人)が最も多く、奈良県(2・96人)▽滋賀県(2・48人)▽福島県(2・45人)▽東京都、大阪府(2・14人)-と続き、26都府県で1医療機関当たり1人を超えた。直近5週間に検出されたウイルスは新型が98%と大部分を占める。
季節性では流行入りしてから5~10週間でピークを迎え、1医療機関当たり20~50人にまで感染は広がる。夏場の流行であることや、新型には多くの人が免疫を持っていないことから、今後の流行を予測するのは困難だが、厚労省は「増加するのは間違いない」としている。
感染は学校で広がるケースが多い。厚労省によると、7月24日から8月16日までに集団感染が確認された施設は、多い順に高校(約29%)、中学校(約15%)、保育園(約10%)、小学校と大学(各約9%)。夏休み中なのに感染が広がっているのは、「補習や部活動で子供が集まる機会があったため」(厚労省)だという。
(2009年8月21日現在)
8月21日、国立感染症研究所は8月10~16日の週(第33週)での全国約5000の定点医療機関あたりのインフルエンザ患者報告数の公表を行いました。それによると第33週のインフルエンザ患者報告数は7,750人、1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は全国平均で1.69人となり、新型インフルエンザは全国的な流行開始期に入ったといえます。
都道府県別1医療機関あたりのインフルエンザ患者報告数は沖縄県(29.60)、奈良県(2.96)、滋賀県(2.48)、福島県(2.45)、東京都(2.14)、大阪府(2.14)、茨城県(2.11)、高知県(2.10)、埼玉県(1.91)、長野県(1.83)の順となっています。警報レベルを超えている保健所地域は2箇所(沖縄県2)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は6箇所(沖縄県3、長野県2、大阪府1)と共に増加しました。
また、北海道、富山県、熊本県を除く44都府県の264保健所地域で定点あたり報告数が1.00を超えており、インフルエンザの流行地域およびそのレベルは共に増大しています。